(尿酸)痛風の原因となる細胞の老廃物

尿酸は、新陳代謝によってできる細胞の燃えかすともいえる老廃物です。細胞の核の成分であるプリン体が酵素で分解されてつくられます。尿酸が血液中に増えすぎた状態を高尿酸血症といい、血液中に溶けきれなくなった尿酸はガラス片のような針状の結晶をつくります。これが関節にたまって炎症を起こしたのが痛風です。

尿酸値の基準範囲は男女で異なりますが、高くなり過ぎると足の親指の付け根が 赤く腫れるなどといった激しい痛みを引き起こすこともあります。

(ワンポイント・アドバイス)
尿酸ができる原因となるプリン体は、レバー、魚介類の卵、牛肉、豚肉などのたんぱく質に多く含まれているので、なるべく控えるようにします。ビールにもプリン体が多く含まれています。アルコールは腎臓の尿酸排出機能を低下させてしまうので、ほどほどにしたいものです。


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