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保険者被保険者保険料保険証(被保険者証)保険医療機関一部負担金(窓口負担)医療費・診療報酬後期高齢者医療制度
● 保険者
健康保険事業の運営・実施主体のこと。保険料の徴収、保険給付、病気予防や健康づくりなどの事業を実施しています。健康保険の保険者は、全国健康保険協会 (協会けんぽ)と健康保険組合(組合健保)の2種類になります。船員保険の保険者は、全国健康保険協会になります。国民健康保険の保険者は市区町村になります。後期高齢者医療制度は後期高齢者医療広域連合になります。給付の手続きや問い合わせ先は、協会けんぽが全国健康保険協会各都道府県支部(申請書の提出は、社会保険事務所でも対応)、組合健保が各組合 健康保険事務局、国民健康保険が各市区町村、後期高齢者医療制度が都道府県後期高齢者医療広域連合及び各市区町村になります。
● 被保険者
医療保険に加入している人のこと。医療保険の種類によっては被保険者の家族を「被扶養者」として区別している場合があります。
● 保険料
医療保険に加入している被保険者が負担(組合健保や協会けんぽ等は事業主、後期高齢者医療制度は国、地方自治体及び現役世代も負担)しています。保険料の額の算定方法は加入している医療保険によって異なります。
● 保険証(被保険者証)
健康保険被保険者証のことを略して保険証と呼んでいます。保険証は、医療保険に加入していることを示す身分証明書の役割を果たします。このため、紛失したり置き忘れたりすると、悪用される恐れもありますので、大切に管理する必要があります。75歳以上及び65歳〜74歳で一定の障害の状態にある人には、後期高齢者医療被保険者証が交付されます。
●保険医療機関
厚生労働大臣の指定を受けた健康保険の診療を行う医療機関。保険証の提示により医療費の一部を負担すれば治療が受けられます。日本のほとんどの医療機関が保険医療機関となっています。
● 一部負担金(窓口負担)
医療機関にかかったときに窓口で支払う費用のことです。かかった医療費全体の1〜3割で、割合は年齢などによって異なります。
● 医療費・診療報酬
病気やけがで医療機関にかかったときの費用が医療費ですが、健康保険診療の場合は診察・検査・処置・手術・投薬などのそれぞれ診療行為ごとに細かく点数(診療報酬点数。1点10円)が決められていて、その合計額が医療費の総額になります。
● 後期高齢者医療制度
75歳以上及び65歳〜74歳で一定の障害の状態にある人は、健康保険、船員保険、共済組合、国民健康保険などの医療保険の医療給付の対象から除かれ、後期高齢者医療制度に加入します。後期高齢者医療制度の運営は、都道府県の地域ごとに設立された広域連合が行い、各種届出などの窓口サービスは市区町村が行います。
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