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平成29年(2017年)11月20日(月) / 南から北から / 日医ニュース

ただ今、発作中

 私は2年周期で、初夏もしくは冬に困った発作に襲われる。それは毎日使う車が欲しくなる発作であり、今まさにその発作中である。
 毎日車通勤で往復110キロメートル、そのうち85キロメートルくらいが高速道路走行をする私にとって、車は単なる必需品というだけではなく、仕事をするためにも必須な道具である。プロ(自分は通勤のプロと自負している)が使う道具は趣味性も必要だろうが、道具として優れている必要があり、更には目的にかなうものを選ばないといけないと考える。
 では私の車を選ぶポイントは何かというと、4枚以上ドアがあること、ホイールベースは長めで直進安定性に優れること、車高は低めで八郎潟、日本海から吹き付ける高速走行時の強い横風に車体が揺らされないこと、ゴルフバッグを真横に積むことができることである。
 これらを満たす車は必然的にセダンかステーションワゴンとなり、ハッチバックやコンパクトカー、今はやりのSUVやミニバンは自ずと選択肢から外れることとなる。セダンで考えると国産にもたくさんあるが、デザインが好きになれないので、どうしても外国車へと気持ちは向かう。
 開業から数年間、私は2台体制で通勤していた。好きな車2台を気分や天気で乗り分けして楽しかった上に、下取り査定を悪くする過走行の程度が、走行距離が分散されるために軽微となるので査定額はそれなりについていた。
 しかし、家庭内外からなぜ2台なんだ?という疑問、不満が多く寄せられるようになり、金銭的なこともあるため1台へと整理して6年くらいになった。
 その結果、1台での走行距離が年間3万5000キロメートルと半端ではない。今の車は3年3カ月になるが、距離計は11万5000キロメートルとなっている。昨年はブレーキ系交換、今年はサスペンション系の交換が必要で、維持費が高額になる上に、現時点での下取り査定額は雀の涙にもならない想定以上の低下だった。
 現在の状況を目の当たりにし、私は開業当初の車2台体制とした自分の判断が正しかったことを確信した。1台体制では過走行が半端じゃない、それに伴う維持費が増す、そして飽きが来るのである。
 この状況を打破すべく、発作中の私が考える腹案がある。それは中古を買うことであり、それも10年以上経った車で非常に安いものをという案である。私が今まで乗った中で最も可愛がったレガシィと同型の出玉があり、こんな古く安い車を増車することには周りもあまり抵抗しないだろう。なんて良い懐柔策だ。(後日談。思いの外、抵抗が強かった......)

(一部省略)

秋田県 秋田医報 No.1520より

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