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平成30年(2018年)5月20日(日) / 日医ニュース

慢性期医療のあり方や今後の方向性について意見交換

慢性期医療のあり方や今後の方向性について意見交換

慢性期医療のあり方や今後の方向性について意見交換

 日医と日本慢性期医療協会の懇談会が4月20日、日医会館で開催された。
 本懇談会は、2025年以降の医療提供体制を考える上で、慢性期医療等の重要性が更に高まってきている中、慢性期医療等に関連する諸問題を幅広く討議・検討することによって、全国各地の地域医療に資することを目的として開催されたものである。
 日医からは、横倉義武会長を始め、中川俊男・今村聡・松原謙二各副会長、鈴木邦彦・松本純一・釜萢敏・市川朝洋各常任理事が、日本慢性期医療協会からは、武久洋三会長、中川翼・池端幸彦両副会長、熊谷賴佳・仲井培雄両常任理事、鈴木龍太理事が、それぞれ出席した。
 当日は、市川常任理事の司会で開会。冒頭、あいさつに立った横倉会長は、「日本慢性期医療協会は、常にさまざまな新しいアイデアを提案しながら、日本の慢性期医療をリードしている。地域医療を守る立場からも、今後も意見交換を行っていきたい」と述べ、本懇談会への期待を示した。
 続いて、武久日本慢性期医療協会長が、「これまで日医とはこのような機会を設けることがあまりなかったが、忌憚(きたん)のない意見交換ができることに感謝申し上げたい」とあいさつした。
 議事では、まず、本懇談会の趣旨と定期的な開催方針について確認が行われた。
 引き続き、日本慢性期医療協会の概要やさまざまな取り組みについて説明があった後、慢性期医療のあり方についてフリーディスカッションが行われた。特に、4月から新たに創設された介護医療院や、医師の働き方改革、地域医療構想等についてはさまざまな意見が出された。
 また、鈴木常任理事からは、自らが団長を務める「日医・民間病院イギリス医療・福祉調査団Ⅲ」が昨年5月に行った訪問調査の成果を取りまとめた報告書『民営化と自由化が進むイギリス医療―わが国はかかりつけ医と医師会の役割が更に重要に―』について説明を行った。
 最後に、中川副会長が、「さまざまな議題を出し合い意見交換を行うことで、本懇談会が有意義な議論の場となるようにしていきたい」と総括し、閉会となった。

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