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令和元年(2019年)8月5日(月) / 南から北から / 日医ニュース

今晩何つまむ?

 しそ、みょうがなどの薬味が美味しい季節になってきました。
 私は毎晩晩酌を欠かさないため、「今晩のつまみをどうするか」は大きな問題です。何を飲み、何をつまむかは今や私のライフワークと言っても過言ではありません。
 脂が乗る前のきれいな赤身の鰹がお店に並び始めました。香ばしく焼き色のついたタタキ......。
 通常辛口の日本酒、高知の土佐鶴や酔鯨(すいげい)あたりが最も安心感のある相棒でしょう。でも、冷蔵庫にはキリッと冷えたソーヴィニヨン・ブランが出番を待っております。白ワインと鰹のタタキとなると、薄くスライスした鰹にヒマラヤ塩をガリガリと振り、オリーブオイルを回し掛けたものに決まり! あらかじめ、しそとみょうがの千切りに醤油を合わせて、くたっとさせておいた薬味を大量に添えます。まずはこれでワイン1杯目。
 2杯目には何を合わせましょうか。冷蔵庫には常備してある油揚げ。まずは、これを表面こんがりと魚焼きグリルで焼きます。取り出して裏返し、モッツァレラチーズを手でちぎり、適当に乗せたら再び魚焼きグリルに投入。チーズがとろけたら取り出して、小口切りにしたねぎとポン酢しょうゆをお好みで掛けてでき上がり。
 子ども達は鰹のタタキはサラダ風、メインは豚肉の生姜焼きで、もうごちそうさまの状態です。
 私はゆっくりと、とろけた熱々のチーズおあげをつまみに、白ワインを2杯、3杯と楽しみます。
 ふう、今日も色々ありました。でも、自分で作ったつまみと大好きなお酒を楽しんでいると、これぞ幸せと思えます。テレビは「にっぽん百名山」。いつか登ってみたいな......単独行で。
 心も脳も少し緩んできた辺りで晩酌終了。明日も朝5時起きで愛犬の散歩に行かなければなりません。深酒禁物。
 明日は何を飲んで、何をつまもうか。そうやって日々は繰り返されてゆきます。

大阪府 箕面市医師会報 No.521より

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