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令和元年(2019年)8月5日(月) / 日医ニュース

「がん治療の現況と近未来」をテーマに開催

「がん治療の現況と近未来」をテーマに開催饒中国医師会副会長兼秘書長と

「がん治療の現況と近未来」をテーマに開催饒中国医師会副会長兼秘書長と

 日中医学交流会議2019東京が、日中医学協会と中国医師会(中華医学会)の主催並びに日医共催により、6月19日に日医会館で開催された。
 当日は中国から中国医師会関係者、座長・演者等総勢55名、日中医学協会役員及び演者・座長34名の他、一般参加者約300名が参加した。
 本会議は、1987年からほぼ毎年開催されている学術シンポジウムで、昨年は、日中国交正常化45周年を記念し、北京で「生活習慣病:日中における現状と対策」をテーマに開催された。
 本年度のテーマは、日中両国の医療における最大の関心事である「がん治療の現況と近未来」であった。
 開会式では、日中医学協会の跡見裕、春日雅人両業務執行理事の司会の下、小川秀興同協会理事長の開会宣言、久史麿同協会長、饒克勤中国医師会副会長兼秘書長のあいさつに引き続き、根本匠厚生労働大臣(代読)、孔鉉佑中華人民共和国駐日本特命全権大使、横倉義武日医会長/世界医師会前会長、笹川陽平日本財団会長から祝辞が述べられた。
 横倉会長は、「がん対策は世界各国が直面する深刻な問題の一つである。高齢社会における医療費の増大を踏まえると、がんの予防と治療は、世界レベルの協力体制の下で取り組むべき課題となっている。日医と世界医師会は6月13、14の両日、『Health Professional Meeting(H20)2019』を開催し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向けた取り組みを強化する『東京宣言』を採択した。UHCの下、がん治療を必要とする全ての患者に提供することを目指し、がん克服の方向性について両国の医学・医療関係者が議論することは非常に有意義である」と述べた。
 開会式に続き、本庶佑京都大学特別教授が「PD―1阻害によるがん免疫療法」と題し、基調講演を行った。
 その後のシンポジウムでは、「ウイルス治療」「分子標的治療」「放射線治療」「内視鏡治療」の四つのセッションが行われ、日中双方の専門家が講演を行った。
 シンポジウムの最後には、日中両国専門家の共同による「東京宣言」が採択された。
 宣言では、がん治療において、日中両国の医・歯・薬・看護などの専門家の意思疎通と交流を強化し、長期的かつ効果的な協力体制を構築し、その成果を共有することを約束している。
 また、学術プログラム終了後には、両国から約140名が参加し、情報交換会も開催された。

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