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第1055号(平成17年8月20日) |
平成16年簡易生命表
平均寿命5年連続最高を更新
厚生労働省は,このたび,平成十六年簡易生命表を発表した.
簡易生命表は,わが国の死亡状況が今後変化しないと仮定したとき,各年齢の者が一年以内に死亡する確率や,平均してあと何年生きられるかという期待値などを,死亡率や平均余命などの指標(生命関数)によって表したものである.
これによると,平成十六年の平均寿命は男女とも五年連続最高を更新し,男が七十八・六四年,女が八十五・五九年で,前年を男は〇・二八年,女は〇・二六年上回った.男女差は六・九五年と,前年より〇・〇二年縮小した.
また,その年に生まれた者のうち半数が生存すると期待される年数(寿命中位数)は,男では八十一・五七年,女では八十八・三四年となっており,八十歳まで生存すると予想される者の割合は,男五五・二%,女七六・八%となっている.
死因別死亡確率(将来どの死因で死亡するかを示す割合)は,〇歳では男女とも将来悪性新生物で死亡する確立が最も高く,次いで,男では心疾患,肺炎,脳血管疾患,女では心疾患,脳血管疾患,肺炎の順となっており,平成十五年に比べ男で脳血管疾患と肺炎の順位が入れ替わっている.その原因としては,昨年のインフルエンザの流行が考えられる.また,〇歳における三大死因(悪性新生物,心疾患,脳血管疾患)による死亡確率は,男女とも五割以上(男五六・九%,女五五・〇%)となっている.
三大死因が克服されたと仮定した場合,平均寿命は男八・七四年,女七・九四年延びて,男八十七・三八年,女九十三・五三年となる.
日本人の平均寿命と延びの推移 |
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