日本医師会テレビ健康講座（和歌山県）／「脱！メタボリックシンドローム」をテーマに

第1090号（平成19年2月5日）

日本医師会テレビ健康講座（和歌山県）
「脱！メタボリックシンドローム」をテーマに

柏井和歌山県医師会長（中）と中川常任理事（右）

　「日本医師会テレビ健康講座―ふれあい健康ネットワーク」の収録が，和歌山県医師会ならびにテレビ和歌山の協力のもと，一月十三日に行われた．
　本事業は，地域医療における地域医師会の役割を住民に理解してもらうことを目的として実施しているものである．
　番組は，和歌山市医師会成人病センターをタレントの桂枝曾丸氏が老婆に扮して訪問し，菊岡弘芳院長から生活習慣病の原因とその予防策について，説明を受ける形で進行．菊岡院長は，生活習慣病の予防には，日ごろから生活習慣の改善に取り組むことが大事になると強調するとともに，一人で悩まずに，地域の医療機関で検診・指導を受けて欲しいと呼び掛けた．
　また，番組の後半には，柏井洋臣和歌山県医師会長と中川俊男常任理事が出演．柏井県医師会長は，地域の医療情報が検索できる「わかやま医療情報ネット」を紹介したほか，県医師会の活動として，認知症のパンフレットを作成したこと，“はしかゼロ作戦”を展開中であることなどを解説した．
　一方，中川常任理事は，日医の取り組みとして，(1)メタボリックシンドロームをテーマとした市民公開フォーラムを開催すること(2)糖尿病患者さんばかりでなく，その予備軍の減少に向けた取り組みを積極的に行っていること―を説明した．
　なお，番組は一月二十八日（日）に，テレビ和歌山で十二時半から三十分間放映された．