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第1091号(平成19年2月20日) |

崩壊させてはいけない!!

戦後五十年余りの間に,日本の社会保障と教育は充実した.平均寿命が世界一になり,教育でも一時,数学力が世界一であったこともある.
自由社会において,社会保障と教育は機会均等であることが,“美しい,幸せな社会,国の条件”であろう.
しかし,六十年たった今はどうだろう? ゆとり教育による学力低下,財政主導による社会保障の崩壊.“介護難民”,“医療難民”という言葉までできた.そして,その増加がいっそう心配されている.
「足るを知る」精神が欠如した結果のように思う.しかし,ゆとり教育を受けた子どもたちこそ,迷惑を被ったのではなかろうか.だれが学力低下の責任を取ってくれるのだろう.
インドでは,“九九”でなく“十九×十九”までそらんじられるほどの詰め込み教育.その結果,今のインドのIT技術社会が築かれた.
教育も社会保障も一日では成らず,また,一度崩壊したものは,再生するのに長い時間が掛かる.しかしまだ,医療は崩壊途中ではあるが,崩壊してしまってはいない.
「崩壊させてはいけない.今ならまだ間に合う.政府! 厚生労働省よ! 目覚めなさい.文部科学省の二の舞をしてはいけない!!」と,年の初めに夢のなかで叫び,目が覚めた.
(♪)
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