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第1097号(平成19年5月20日) |
(2)
対象者選定における階層化
特定保健指導の対象者選定における階層化については,別表の流れにより実施される.その基本的な考え方は,(一)内臓脂肪の蓄積と心疾患等のリスク要因(高血圧,高血糖,脂質異常等)に着目する,(二)若年者(六十五歳未満)ほど生活習慣改善による予防効果が期待できる─という二点である.階層化に当たっての数値等の根拠については,関係学会の検討,協議により設定されている.最も基本となる腹囲については議論があったとも聞くが,とりあえず今回の数値で始めることになった.今後事業を進め,再検討することになっている.その他の数字についても同様である.
検討会のなかでは,医療機関に受診中の者に対する保健指導の問題,前期高齢者に関する保健指導の問題等が議論され,“ステップ4”として整理されている.
(常任理事・内田健夫)
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