|
第1100号(平成19年7月5日) |
6月13日
「基本方針二○○七(原案)」に対する見解を公表
経済財政諮問会議が,六月十二日に「基本方針二○○七(仮称)(原案)」を公表したことを受けて,中川常任理事は,「基本方針」に対する日医の考えを改めて説明するとともに,あるべき医療の姿を取り戻すために,今後もその財源の確保を強く求めていくとの考えを示した.
同常任理事は,原案の「歳出・歳入一体改革の実現」の部分に,素案には書き込まれなかった「平成二十三年度までの五年間に実施すべき歳出改革の内容は……すでに決まっている制度改革時期とも連動させ,また歳入改革もにらみながら,五年間の間に必要な対応を行うという性格のものである」との文言が書き加えられたことを紹介.社会保障,特に医療に関しては,行き過ぎた改革から引き返すべきであると再度主張した.
さらに,同常任理事は,これまでの行き過ぎた医療費抑制策の結果,地域の医療現場は崩壊の危機に瀕していると指摘.医療のあるべき姿を取り戻すためには,新たな財源の確保が必要であることを主張し,政府・与党に対して要望していくと述べた.
|