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第1100号(平成19年7月5日) |
オーストラリア医師会年次総会に石井常任理事が出席
石井正三常任理事は,五月二十五〜二十七日,オーストラリアのメルボルンで開催された二〇〇七年オーストラリア医師会年次総会に招待され,日医代表ならびにCMAAO事務総長として出席した.同医師会の組織率は約五〇%で,政府に対するロビー活動も積極的に行われている.
総会の一日目は全体会議があり,各地域から集まった代議員(約百五十名)を中心に議論が行われた.
二日目は政策討論会が開催され,オーストラリアのTony Abott保健大臣と,労働党の「影の保健大臣」であるNicola Roxon氏が,同国の医療をめぐって討論を行い,その後,代議員との質疑応答があった.
その他の討論テーマとしては,研修医の研修の場をめぐる問題,オーストラリア医師会の国際活動などが焦点となった.
三日目は医師会長の選挙が行われ,Mukesh Haikerwal会長の後任としてRosanna Capolingua氏が選出された.総会での議論の主なテーマは,オーストラリアにおける混合診療,先住民の保健問題,医師の偏在と増員問題,研修医の問題などであった.
石井常任理事は,会期中にオーストラリア保健大臣およびオーストラリア医師会の上級役員と意見交換したほか,海外賓客として参加したWMA会長,イギリス医師会議長,シンガポール医師会長らと,WMAやCMAAOをめぐる問題について議論した.
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