第1101号（平成19年7月20日）

第3回日医総研地域セミナー
─診療所・病院の建設費削減等をテーマに開催─

　日医会員や日医への入会予定者および医師会の病院等建設担当者を対象にした「第三回日医総研地域セミナー」が，六月二十三日に宮城県医師会館で開催された．
　日医総研地域セミナーは，診療所や病院等の建設費削減と安全性の確保を目指し，設計事務所や建設業者選定等の適正な設計・建設発注方法といった，日医総研が進めている建設セカンドオピニンを理解してもらうために開催されているものである．
　セミナーでは，日医総研担当の今村定臣常任理事のあいさつにつづいて，開催に協力した師研也東北医師会連合会会長（宮城県医師会長）があいさつ（写真）し，「本地域セミナーで設計・建設発注方法の基礎知識を習得してもらい，地域医療推進のために活用してもらいたい」と述べた．
　セミナーでは，これまでの建設セカンドオピニオンに関する研究成果を踏まえた講演「設計委託モデル契約書・建設業者入札要綱・建設業者工事請負モデル契約書」（畑仲卓司日医総研主任研究員），「診療所を中心とした設計から建設発注までのチェックポイント」（磯村榮治磯村総合研究所長）ならびに質疑応答が行われた．
　講演の後，日医会員より，建設セカンドオピニオンを受けるための方法などの質問があり，日医総研での平成十九年度の対応を中心とした補足説明も行われた．
　日医総研では，今年度中にあと二回こうした地域セミナーを各地域で開催していく予定である．