日医ニュース
日医ニュース目次 第1104号(平成19年9月5日)

安倍改造内閣が発足
厚生労働大臣には舛添要一氏が就任

安倍改造内閣が発足/厚生労働大臣には舛添要一氏が就任(写真) 安倍改造内閣が,八月二十七日に発足し,厚生労働大臣には,自民党の舛添要一参議院議員が就任した.
 舛添厚労大臣は,昭和二十三年生まれの五十八歳.東大法学部政治学科を卒業後,東大教養学部政治学助教授などを務めた.その後,認知症の実母を介護した経験をきっかけとして政界進出を決意.平成十三年の参議院議員選挙に立候補して,初当選を果たした.以来,参議院自由民主党政策審議会長,税制調査会副会長などの要職を歴任している.入閣は今回が初めて.
 同日,首相官邸で記者会見を行った舛添厚労大臣は,「厚生行政は国民の一生にかかわりの深いものであり,職務の重要さに身が引き締まる思いだ」と大臣就任の感想を述べた.また,具体的な課題としては,年金問題,社会保険庁改革,医師不足対策,少子化対策などを挙げ,それらに対して国民の視点に立って全力で取り組んでいく姿勢を示した.
 初登庁後の記者会見では,将来の社会保障費の財源について言及.「厚生労働行政に対する国民の不信感があるなかで,安易に増税を行うことはできない」とし,今後は与党の税制調査会などとも話をしながら方策を考えていきたいと述べた.

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