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第1107号(平成19年10月20日) |
9月26日
生命保険の書類の書式統一に関する日医の見解
今村聡常任理事は,生命保険の書類の書式統一に関する日医の見解を示した.
生命保険協会が,九月二十一日に行ったプレス発表の内容は,生命保険不払い問題についての取り組みの一環として,環境整備を行い,「医師が書く診断書を標準化し,電子化することを検討中である」といったものであった.
同協会の目的は,診断書の読み違いや,読み落としを避けるためである.しかし,勤務医の過重労働の原因の一つとして,本来の医療活動以外に,民間保険等の診断書の作成などが,非常に負担になっている現状を憂慮し,日医では,同協会に対して,診断書の書式統一を要望していた.
同常任理事は,このような背景からも,今回の標準化は望ましいものだとした.
また,同常任理事は,同様の診断書作成ソフトウェアを利用している病院では,勤務医の負担が軽減され,作成時間が短縮されたという報告も受けているとし,今後,日本損害保険協会など,関連する業界とも連携を取りながら,医療機関に負担のない形で,診断書作成のソフトウェアの普及が図られることを要望した.
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