第1107号（平成19年10月20日）

日本医師会テレビ健康講座
「解決！おしっこの悩み」をテーマに

師宮城県医師会長（中央）と 中川常任理事（右）

　「日本医師会テレビ健康講座─ふれあい健康ネットワーク」の収録が，九月二十二日，宮城県医師会ならびに宮城テレビの協力の下，宮城テレビのスタジオで行われた．
　本事業は，地域医療における地域医師会の役割を住民に理解してもらうことを目的に実施しているもので，今年度三回目となる．
　今回の番組は，四十歳以上の八人に一人が抱えていると言われる「おしっこの悩み」をテーマとし，ミニドラマを交えながら進行した．
　師研也宮城県医師会長は，排尿のトラブルに悩んでいる人が多いにもかかわらず，受診率が低いことを憂慮．医師会としても，その改善のための啓発活動に取り組んでいく姿勢を示した．
　番組講師の東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野の中川晴夫氏は，過活動膀胱や腹圧性尿失禁に見られる症状，その検査方法や治療法などを分かりやすく解説．加えて，だれにでもできる腹圧性尿失禁改善のためのトレーニング法を紹介した．
　番組の最後のコーナーでは，師県医師会長が，(1)郡市医師会を通じて，病診連携の強化に努めていること(2)県医師会が昭和五十四年に設立した地域医療情報センターを活用して，県民に対する情報提供を行っていること─など，宮城県医師会の活動を説明．
　一方，番組に出演した中川俊男常任理事からは，今夏より日医が開始した携帯電話による心肺蘇生法の情報提供サービス等の紹介があった．
　なお，番組は九月二十九日（土）に宮城テレビで放映された．