第1114号（平成20年2月5日）

日本医師会テレビ健康講座（沖縄県）
「とりもどそう長寿の島！」をテーマに

宮城沖縄県医師会長（中央）と中川常任理事（右）

　日本医師会テレビ健康講座の収録が，一月十九日に沖縄県医師会ならびに沖縄テレビの協力のもと，沖縄テレビのスタジオで行われた．
　かつて“長寿の国”と言われていた沖縄県も最近の調査では，男性の平均寿命が全国で二十五位に転落するなど，その神話は崩壊しつつある．
　そのような状況を踏まえて，今回の番組は，「とりもどそう長寿の島！」をテーマに取り上げ，神話崩壊の原因と解決すべき課題を探ることを目的として制作された．
　番組に出演した宮城信雄沖縄県医師会長は，長寿復活に向けて，県民向けの公開講座「ゆらぐ健康長寿おきなわ」を開催していることなど，県医師会の活動を報告．「今後も，高齢者が心身ともに元気で健やかに過ごせる社会にするために，支援の方法を考えていきたい」と述べた．
　番組講師の玉城信光沖縄県医師会副会長は，(1)肺がんや肝臓を悪くして亡くなる人が多い(2)肥満が増加している―ことなど，沖縄県の特徴を解説．長寿復活のためには，運動不足の解消と，食生活の改善を根気よく続けていくことが大切だと指摘した．
　そのほか，番組では肥満防止の取り組みとして，那覇市医師会が行っているウォーキング大会や浦添市医師会が協力している「浦添市3kg減量市民大運動」の様子も紹介された．
　なお，番組は，二月二日に沖縄テレビで放映された．