日医ニュース
日医ニュース目次 第1115号(平成20年2月20日)

第26回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式
16名の受賞者を表彰

喜びの受賞者を囲んでの記念撮影

 第二十六回「心に残る医療」体験記コンクール(日医・読売新聞社主催)の表彰式が,一月三十一日に都内で開催され,日医からは,宝住与一副会長,中川俊男常任理事が出席した.
 冒頭の主催者あいさつのなかで,唐澤人会長(宝住副会長代読)は,受賞者への祝意を表した後,「長年にわたる社会保障への財政支出削減策の影響によって,地域医療においては,小児科・産科・救急医療などで医療崩壊の危機的状況が広がっているが,国民に安全・安心な医療を提供できる体制を確保するために,医療関係者が一丸となって活動していきたい」と述べた.
 舛添要一厚生労働大臣(木倉敬之厚労省大臣官房審議官代読)ほかの祝辞につづいて,中川常任理事が,以下のとおり経過報告を行った.
 「昨年の五月十七日に募集を開始し,十月十日に締め切った.その結果,千六百三十四編という多数の応募があった(内訳は,一般の部が千五百八編,小学生の部が百二十六編).
 第一次審査で百二十一編,第二次審査で三十三編に絞られ,十一月二十七日に最終審査が行われ,各賞が決定した」
 引き続き表彰に入り,厚生労働大臣賞,日本医師会賞,読売新聞社賞,アフラック賞,入選の順に,賞状・副賞が授与された.
 その後,小学生の部の最優秀賞,優秀賞,佳作が表彰された.
 最後に,作家・詩人のねじめ正一氏による審査講評があり,表彰式は終了した.
 なお,今回の入賞作品十六編は,例年どおり小冊子としてまとめ,『日医雑誌』五月号に同封して全会員に送付する予定となっている.

入賞者名一覧

[一般の部]

厚生労働大臣賞
 「めぐりあえて」
  牛田  葵(愛 知)
日本医師会賞
 「人間力の治療を見た」
  山口 年宥(愛 媛)
読売新聞社賞
 「お寿司が食べたい」
  白石 恵子(群 馬)
アフラック賞
 「今ある新しい命,あなたがいたから」
  吉冨 裕子(兵 庫)
入     選
 「車椅子を押してくれた医師」
  岩井川皓二(秋 田)
 「医師との出会い」
  池田三枝子(山 形)
 「覚悟のありかた」
  三橋 直樹(埼 玉)
 「幸せと悲しみの融合」
  岩崎 留美(東 京)
 「私の先生」
  今木 益子(神奈川)
 「小児科の古狸」
  傍島 早苗(大 阪)
 「生きついている」
  菅中沙都姫(福 岡)

[小学生の部]

最 優 秀 賞
 「兄ちゃん係」
  成沢 自由 4年(千 葉)
優  秀  賞
 「兄ちゃん」
  成沢 希望 4年(千 葉)
 「ばあちゃんとわたし」
  長岡 和泉 4年(宮 崎)
佳     作
 「病気に負けない私」
  高橋 風花 5年(東 京)
 「私は病気にかてるっ!!」
  田中 まゆ 4年(沖 縄)

(敬称略)

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