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第1118号(平成20年4月5日) |
石井常任理事
「ヘルシンキ宣言」修正作業部会に出席

中央列の左から2人目が石井常任理事,3人目が畔柳参与 |
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石井正三常任理事は,畔柳達雄参与とともに,世界医師会(WMA)のヘルシンキ宣言(ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則)の修正のための作業部会に出席するため,三月八〜十三日まで,フィンランドのヘルシンキを訪れた.
会議は,三月十,十一日の二日間行われ,総勢五十六名(作業部会委員六名,十三の医師会,十七の団体)が参加し,活発な討議が行われた.議長には医の倫理委員会委員長のBågenholm氏(スウェーデン医師会)が就任し,報告者としてWilliams氏(WMA倫理部)が全体のまとめ役となった.作業部会では,ヘルシンキ宣言の修正に当たって,昨年五月の中間理事会以降に作業を開始し,年末にはWMA加盟医師会からの意見聴取を実施した.今回の作業部会は,WHOを含むこの分野に関連の深い世界の医療および製薬関係団体から広く意見を聞くために行われた.
二日間の討議では,修正に関してさまざまな意見が寄せられ,最後に作業部会委員のみで検討を行い,今回の作業を終了した.
WMAでは,今回の成果を,今年五月の中間理事会に報告したうえで,十月に開催されるWMAソウル総会で,修正案を最終的に採択する予定となっている.
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