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第1139号(平成21年2月20日) |
第27回「心に残る医療」体験記コンクール表彰式
19名の受賞者を表彰
第二十七回「心に残る医療」体験記コンクール(日医・読売新聞社主催)の表彰式が,一月二十九日に都内で開催され,日医からは,唐澤人会長,宝住与一副会長,中川俊男常任理事が出席した.
冒頭の主催者あいさつのなかで,唐澤会長は,受賞者への祝意を表した後,「長期にわたる社会保障費の削減策の影響により,地域医療は崩壊の危機に瀕(ひん)しており,なかでも小児医療,産科医療,救急医療の早急な再建が必要である」と指摘.
そのうえで,「日医は,国民に安全で安心な医療を公平に提供できる体制を確保するために,一丸となって活動していきたい」と述べた.
渡辺孝男厚生労働副大臣(榮畑潤厚労省大臣官房審議官代読)ほかの祝辞に続いて,中川常任理事が,「本コンクールは,昨年の五月十七日に募集を開始し,十月八日に締め切った.その結果,二千七十五編という多数の応募があった(内訳は,[一般の部]が千四百四十三編,[中高生の部]が五百四編,[小学生の部]が百二十八編).第一次審査で百五十七編,第二次審査で四十五編に絞られ,十一月二十五日に行われた最終審査で,各賞が決定した」と,経過報告を行った.
引き続き表彰に入り,[一般の部]では,厚生労働大臣賞,日本医師会賞,読売新聞社賞,アフラック賞,入選の受賞者に,その後,[中高生の部]ならびに[小学生の部]の最優秀賞,優秀賞の受賞者に,それぞれ賞状・副賞の授与が行われた.
最後に,作家・詩人のねじめ正一氏が審査講評を行い,表彰式は終了した.
なお,今回の入賞作品十九編は,例年どおり冊子としてまとめ,『日医雑誌』に同封して全会員に送付する予定.
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