日医ニュース
日医ニュース目次 第1155号(平成21年10月20日)

日医定例記者会見

9月30日
日医生涯教育制度の改正とそれに関する一部日刊紙の記事について

日医定例記者会見/9月30日/日医生涯教育制度の改正とそれに関する一部日刊紙の記事について(写真) 飯沼雅朗常任理事は,日医生涯教育制度に関する九月二十七日付朝日新聞東京本社版の記事の一部が,日医会員の誤解を招いているとして,報道陣へ正確な報道を依頼するとともに,改めて本制度の改正点について説明を行った.
 まず,同常任理事は,記事に関して次のように指摘した.
 (一)見出しには「開業医認定制」とあるが,開業について認定するわけではない,(二)「開業医」に限定した制度ではなく,「勤務医も含めた医師全体」の制度である,(三)「試験を部分的に採り入れる」とあるが,単位取得について「評価」を行うものであり,試験を行うものではない.
 そのうえで,今回の改正はあくまでも現行の生涯教育制度の底上げであると強調した.
 つづいて,「日医生涯教育制度実施要綱」の主な改正点として,(一)本年四月に全会員に配布した『生涯教育カリキュラム<2009>』に沿って,八十四のテーマにカリキュラムコードを付与,(二)これまで,一年間十単位取得で修了証を発行し,三年間連続取得したものに認定証を発行していたが,修了証をやめて単位取得証とし,三年間で合計三十単位,三十カリキュラムコードを修得したものに認定証を発行,(三)学習時間を一単位一時間以上と明記,(四)日医雑誌やe-ラーニングの自己学習に評価を導入,(五)認定証に三年間の有効期限を明記─の五つを示した.
 最後に,同常任理事は,「今後とも,日医の取り組みについてご理解いただきたい」と述べた.

このページのトップへ

日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association. All rights reserved.