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第1173号(平成22年7月20日) |
横倉副会長と石井常任理事がアメリカ医師会年次総会に出席
〜ハーバード大学公衆衛生大学院武見国際保健プログラムも視察〜
横倉義武副会長と石井正三常任理事は,六月十四〜十八日,アメリカに出張し,シカゴで開催されたアメリカ医師会(American Medical Association:AMA)年次総会に出席するとともに,ボストンのハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health:HSPH)武見国際保健プログラムを視察した.
十四日にはAMAの全国災害救助(National Disaster Life Support:NDLS)プログラムに関する会議に出席し,同プログラム部長の Ruth Steinbrecher氏とAMA発行の災害医療専門誌副編集長のItalo Subbarao氏から説明を受けた.このプログラムは,AMAが二〇〇三年から四つの医科大学と連携して実施している医師と医療従事者のための教育的プログラムである.さらに,世界医師会との連携による国際的標準化の可能性も視野に入れて活発な議論が行われた.
十五日のAMA新会長就任式では,フロリダ州出身の内科医Cecil B. Wilson氏が第百六十五代会長に就任した.また,同日には次期会長選挙が行われ,ニューヨーク州出身の小児神経外科医Peter W. Carmel氏が選出された.
会長就任式では,全米各州や専門学会からの代表,AMAの歴代会長,各国医師会幹部を中心とした海外来賓らが列席するなかで,Wilson新会長が,強いリーダーシップを示しながら,「一致団結して医療改革を推進していこう」と呼び掛けた.横倉副会長と石井常任理事は,就任披露パーティーにも出席し,AMA幹部や多数の海外来賓と意見交換を行った.
十七日にはHSPHを訪問し,David J. Hunter学務部長やMichael R. Reich武見国際保健プログラム担当教授と面会して,HSPHや武見国際保健プログラム,日米の医療問題に関して討議した(写真).
研究発表会では,十名の武見フェローによる発表が行われ,横倉副会長と石井常任理事が,それぞれの発表に対してコメントするなど,活発な質疑応答が行われた.その後,ボストン在住の日本人留学生や研究者とも懇談し,日本の初期臨床研修制度等に関して話し合った.
また,石井常任理事は,十八日にニューヨークにあるジェトロ・ニューヨーク・センターの医療保健部も視察した.
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