日医ニュース
日医ニュース目次 第1223号(平成24年8月20日)

日医定例記者会見

7月25日
平成24年度女性医師支援センター事業の活動紹介

日医定例記者会見/7月25日/平成24年度女性医師支援センター事業の活動紹介(写真) 小森貴常任理事は,日本医師会女性医師支援センター事業の活動について紹介した.
 日本医師会女性医師支援センター事業は,平成十八年度から厚生労働省の委託事業として開始され,事業の中核である女性医師バンクは,平成十九年一月の開始から本年で六年目を迎える.
 同常任理事は,まず,女性医師バンクの運用状況を報告.平成二十四年六月末現在,求人登録者数二百四十六名(累計六百四十六名),求人登録施設数千三百八十四施設(累計千五百六十六施設),求人登録件数九百十八件(累計三千七百四十三件),就業実績累計三百十九件(就業成立三百二件,再研修紹介十七件)となっていることを説明した.
 また,就業実績について,「各地にいる現役医師のコーディネーターが,求職者一人ひとりに付き添い,丁寧に要望を聞き,就業や再研修につなげており,大変中身の濃い数字である」と述べ,これからも広く活用されるよう努力するとした.
 更に,平成二十三年度女性医師支援センター事業の活動として,(一)女性医師バンクによる就業継続,復帰支援(再研修を含む),(二)女子医学生,研修医等をサポートするための会の共催実施,(三)各都道府県医師会での女性医師相談窓口の設置促進,(四)各都道府県医師会との双方向の情報伝達,並びに各地域内での情報交換の機会としての,女性医師支援センター事業ブロック別会議の実施,(五)医師会主催の講習会等への託児サービス併設促進と費用補助,(六)女性医師のキャリア支援のためのDVD作成,(七)女性医師支援センターのホームページ開設,(八)「二〇二〇.三〇」推進懇話会の開催―を紹介し,今年度についても,これらの事業活動を通じて,継続的に女性医師支援を行っていくことを明らかにした.
 また,七月二十五日に第二号を発行した,「DOCTOR-ASE(ドクタラーゼ)」を紹介.本雑誌には,女性医師支援センターや男女共同参画委員会の紹介記事や女子医学生の具体的な悩みに先輩医師が答える「女子医学生のお悩み相談室」などの記事が掲載されており,反響を期待しているとした.

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