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第1226号(平成24年10月5日) |
平成24年度
日本医師会医学賞並びに医学研究奨励賞受賞者決まる
日医は,九月十八日に開催された第七回理事会において,医学賞・医学研究奨励賞選考委員会での選考結果を基に,平成二十四年度日本医師会医学賞並びに医学研究奨励賞の受賞者をそれぞれ決定した.
なお,受章者の表彰並びに医学賞受賞者による講演は,十一月一日に開催される日本医師会設立記念医学大会で行われる.
日本医師会医学賞
●幹細胞システムにおける細胞分化機構の解明
仲野 徹(阪大・病理学)
●魚食により摂取される環境汚染物質の健康影響とリスク評価に関する研究
佐藤 洋(内閣府食品安全委員会)
●日本人の虚血性心疾患に関する基礎的・臨床的研究
下川 宏明(東北大・循環器内科学)
●ABO血液型不適合腎移植への挑戦―免疫学的禁忌の克服と臨床応用の普及
高橋 公太(新潟大・腎泌尿器病態学)
日本医師会医学研究奨励賞
●新規細胞接着分子システムが動脈硬化を制御する分子機構
扇田 久和(滋賀医大・分子病態生化学)
●腸管上皮培養技術を応用した全腸管組織体外構築の試み
中村 哲也(医歯大・消化管先端治療学)
●ミトコンドリアダイナミクスによるエネルギー代謝調節機構の解明からナノ治療へ
野村 政壽(九大・内分泌代謝・糖尿病内科学)
●膵臓癌の早期診断法の開発に関する研究
谷内田 真一(国立がん研究センター研究所)
●脳磁計による神経義手制御とALS患者への適応
澤 史(阪大・脳神経外科学)
●社会格差と健康〜行動経済学的アプローチによるメカニズム解明
橋本 英樹(東大・公衆衛生学)
●東日本大震災被災地における保健医療従事者に対するこころのケア及び自殺対策の教育システムの構築を目的とした地域介入研究
大塚 耕太郎(岩医大・神経精神科学)
●トランスレーショナルリサーチ実践による新しい急性心筋梗塞治療法の開発
南野 哲男(阪大・循環器内科学)
●肝細胞癌の発症リスクに寄与するバイオマーカーの同定と有用性の検証
大石 和佳(放射線影響研究所)
●日本人糖尿病患者の特徴と病態に関する臨床疫学的検討
曽根 博仁(新潟大・血液・内分泌・代謝内科学)
●思春期注意欠如多動性障害へのペアレントトレーニングは愛着の神経基盤を変化させるか
石井 礼花(東大・精神神経科学)
●急性中耳炎の難治化の病態解明と粘膜ワクチンによる感染予防に関する研究
保富 宗城(和医大・耳鼻咽喉科学)
●発癌性ウイルス特異的免疫誘導を介した子宮頸癌に対する予防的・治療的薬剤の開発
川名 敬(東大・産婦人科学)
●過活動膀胱におけるKIT─SCFシグナル伝達系からみた病態解明と臨床応用
窪田 泰江(名市大・腎・泌尿器科学)
●免疫・アレルギー疾患の発症における皮膚の役割の解明
椛島 健治(京大・皮膚科学)
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