日医ニュース
日医ニュース目次 第1236号(平成25年3月5日)

第20回ノバルティス地域医療賞贈呈式
被災地の会員を含め6名の日医会員の功績を表彰

第20回ノバルティス地域医療賞贈呈式/被災地の会員を含め6名の日医会員の功績を表彰(写真) 第二十回ノバルティス地域医療賞の贈呈式〔主催:ノバルティス地域医療賞委員会・共催:日医,ノバルティスファーマ(株)〕が二月十四日,都内で行われ,日医から横倉義武会長,今村聡副会長,三上裕司・石井正三・小森貴・石川広己・藤川謙二各常任理事が出席した.
 本賞は,住民に密着して医療活動に従事し優れた功績を上げ,地域住民の保健衛生の向上に著しく貢献した日医会員を表彰することを目的として平成五年に設けられたもので,横倉会長が選考委員会委員長を務めている.
 今回は,二十回の開催を記念して,例年より一名多い六名が顕彰され,そのうちの三名は,東日本大震災の被災地からの受賞となった.
 冒頭,あいさつした横倉会長は,東日本大震災からの復興状況に触れ,「震災から間もなく二年となるが,被災地の復旧・復興は決して順調とは言えない.地域社会の復興に地域医療の存在は不可欠であり,被災地域の一日も早い復興に向け,今後も継続した支援を行っていきたい」との決意を表明.その上で,今回の受賞者に対しては「大変厳しい医療環境が続く中,先生方の日ごろの献身的な活動が今日の医療を支えている」として,感謝の意を示すとともに,一層の協力を求めた.
 続いて,選考委員会委員である三上常任理事による選考経過報告及び受賞者の功績紹介の後,横倉会長から受賞者に表彰状並びに記念楯が手渡された.
 今年度の六名の受賞者とその功績は,以下のとおりである.
 阿部昌洋氏(新潟県・医療過疎地での地域医療へ多大なる貢献)
 生垣茂氏(石川県・長年にわたり地域住民の保健衛生向上に貢献)
 大友仁氏(宮城県・多岐にわたる地域医療活動と災害時医療の確保に尽力)
 小泉嘉明氏(岩手県・長年にわたる医師会活動と多方面で災害時医療に尽力)
 今野明氏(福島県・朝夕なく避難者の診療に勤(いそ)しみ住民の健康に尽力)
 福原敬信氏(青森県・長年にわたる献身的な地域医療への貢献)

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