第1258号（平成26年2月5日）

台風30号の被害支援に対してフィリピン医師会から感謝状

日本医師会の腕章を付けて 被災地で医療支援を行う菅波茂AMDA代表

　昨年十一月八日，フィリピンで台風三十号による甚大な被害が発生したことを受けて，日医では，被害が報道された直後よりフィリピン医師会と連絡を密に取り，現地の状況等についての情報を得，現地で緊急支援活動を行っているAMDAを通じてフィリピン医師会に五百万円の義援金を支出することを決定した．
　AMDAは，会内の国際保健委員会委員でもある菅波茂代表が一九八四年八月に設立した特定非営利活動法人で，相互扶助の精神に基づき，災害や紛争発生時に医療・保健衛生分野を中心に緊急人道支援活動を展開．多国籍医師団を結成して支援活動を実施している．
　また，今回の支援に当たって，日医では，フィリピン国内で認められていない海外の医師免許での活動の調整をフィリピン医師会と行うとともに，現地での支援活動における安全確保の調整を自衛隊との連携により行うなど，AMDAの活動を側面から支援した．
　今回の感謝状は，これらの支援に対して贈られたものである．

貴会よりフィリピン，ビサヤ諸島を襲った巨大台風「ハイヤン」の被災者に対しまして，AMDAを通して義援金を賜りました． 　おかげさまで，被災地での困難な状況におかれた多くの同僚やその家族が，人的，精神的支援を得ることが出来ました． 　ここに，貴会に対しまして，深甚なる感謝の意を表します． 2013年12月20日 フィリピン医師会長　Leo O. Olarte 副会長 Mardave S. Martinez 救急災害委員会委員長Federico A. Malubay

日本医師会−AMDAのフィリピン台風被害救援活動への支援金募集 銀行名：三井住友銀行 神田支店　口座番号：普通預金 3047932 口座名：公益社団法人 日本医師会フィリピン台風被害支援金全国医師会口（ぜんこくいしかいぐち） 振込口座名は，「日医フィリピン支援金」と省略も可．＊手数料は各自ご負担願います． 受付期間：平成26年3月31日まで