医師のみなさまへ

2020年10月15日

かかりつけ医とかかりつけ医機能について

 超高齢社会では、身近で頼りになる「かかりつけ医」の役割、機能はますます重要になります。また、「かかりつけ医」は、国民の疾病予防や健康管理を支える役割も担っています。

 地域包括ケアシステム(住まい、医療、介護、予防、生活支援が、日常生活の場で一体的に提供できる地域での体制)においても、「かかりつけ医」がその中心的な役割を担う仕組みの構築が重要です。

 2013年8月8日、日本医師会・四病院団体協議会は、こうした背景を踏まえ、患者・国民の健康に、生涯にわたって幅広く対応していくことを目指して、「かかりつけ医」の養成、「かかりつけ医機能」の充実に努めることとしました。

 「かかりつけ医」は、以下の定義を理解し、「かかりつけ医機能」の向上に努めている医師であって、病院の医師か、診療所の医師か、あるいはどの診療科かを問うものではありません。そして、かかりつけ医は、患者のもっとも身近で頼りになる医師として、自ら積極的にその機能を果たしていくものです。

 

「かかりつけ医」とは(定義)

 なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。

 

「かかりつけ医機能」

●かかりつけ医は、日常行う診療においては、患者の生活背景を把握し、適切な診療及び保健指導を行い、自己の専門性を超えて診療や指導を行えない場合には、地域の医師、医療機関等と協力して解決策を提供する。

●かかりつけ医は、自己の診療時間外も患者にとって最善の医療が継続されるよう、地域の医師、医療機関等と必要な情報を共有し、お互いに協力して休日や夜間も患者に対応できる体制を構築する。

●かかりつけ医は、日常行う診療のほかに、地域住民との信頼関係を構築し、健康相談、健診・がん検診、母子保健、学校保健、産業保健、地域保健等の地域における医療を取り巻く社会的活動、行政活動に積極的に参加するとともに保健・介護・福祉関係者との連携を行う。また、地域の高齢者が少しでも長く地域で生活できるよう在宅医療を推進する。

●患者や家族に対して、医療に関する適切かつわかりやすい情報の提供を行う。