指導:こどもの城小児保健クリニック院長
巷野 悟郎 |
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日本の夏は蒸し暑いため、子どもも夜遅くまで起きていたり、
夜中に目が覚めたりして寝不足気味。同時に食欲も衰えがちですが、
これらをうまく乗り切ると、夏は楽しく過ごすことができます。
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●涼しく寝て体力をつけよう |
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クーラーがあればこれを上手に使いましょう。「小さな子どもにクーラーはよくない」という人がいますが、むしろ小さい子どもほど必要です。そのわけは、小さい子どもは体温調節が十分ではなく、体調をベストな状態に維持することが苦手だからです。もちろん室温を調整したり、肌掛け布団をかけたりして冷え過ぎに注意しなければなりません。
また、午後の「昼寝」は必要です。でもあまり長く寝ると夜の眠りが妨げられるので、ほどほどにしておきましょう。 |
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●汗をかいたときの水分補給は |
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汗をなめると塩の味がします。汗と一緒に塩分も出るからです。夏はたくさん汗をかくので水分や塩分が失われ、よくのどがかわきます。しかし水だけガブガブ飲むと胃液がうすまって消化能力が落ち、食欲も衰え、結果的に体力が落ちる原因になります。こういうときこそ子どもの喜ぶ果汁やスポーツドリンクもいいですね。ただし、節度をもって与えることが必要です。 |
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●おいしい食卓の工夫で食欲を |
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夏は気温が高いので、エネルギーの消費が少なくてすみます。夏の食欲不振はそのために起こるものです。しかし、子どもは夏でも成長しているのですから、身になるタンパク質やミネラルなどは必要です。見た目に変化をつけるなどして、食欲を増進させる工夫が必要です。 |
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