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事故やスポーツによる打撲などの際に骨折の心配があれば、まずその部分を動
かしてみましょう。動かして痛む場合には骨折の可能性もあります。しかし、ひと
くちに「骨折」と言っても、何歳くらいの人が、どの骨を、どのような形で骨折
したか、によって治療法は驚くほど違います。
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●関節の骨折は複雑 |
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骨折の治療は場所によっても大きく違います。たとえば肋骨の骨折は、ほとんどの場合、胸に幅広のバンドを巻くなどして固定します。ところが、関節の近くを骨折すると診断も治療もむずかしくなります。関節は、なめらかな動きを可能にするために複雑な構造をもっているからです。治療が適切でないと関節面に“ずれ”ができてしまい、ときとして痛みや運動障害が残ることがあります。 |
●骨折の合併症や後遺症を熟知した専門医で |
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骨折したらその部分ばかりでなく全身状態を診察できる専門医を選ぶことが大切です。骨の周囲には血管や神経が存在しているので、血管損傷や末梢神経損傷などの合併症が起こることがあるからです。骨折が治ったあとにこれらの合併症に気づくこともよくあり、そのためにも的確な診断と治療が必要です。骨折を軽視せずにぜひ整形外科医を受診しましょう。 |
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