白クマ
日医白クマ通信 No.115
2005年5月18日(水)


植松会長 診療報酬改定等について語る

植松会長


 植松会長は、会長就任以来1年が経過したことを受けて、インタビューに応じ、今後の日本医師会の運営方針などについて次のように語った。

 来年4月に迫った診療報酬改定については、「医療の安全とさらなる質の向上を図るため、プラスの改定を勝ち取らなければならない」としたうえで、現在、関係各方面に理解を求める活動を続けていることを明らかにした。

 また、日本医師会の最重要課題は、医療の安全、質、公平性の確保にあるとし、いわゆるリピーター医師への対策については、特別なカリキュラムのもとで研修をしてもらうように計画しており、早期に実施したいと述べた。

 第5次医療法改正については、どうすれば患者さんが良い医療を受けられるのかという視点が大事であると強調。医師不足の問題は、正確なデータに基づいて対応すべきであり、とりわけ医師偏在については早急に解決したいとした。

 医師免許の更新制については、日医が行う生涯教育を受けることでクリアできる問題であり、導入する必要はないと言明。規制改革・民間開放推進会議等の主張を牽制した。

 なお、代議員会でも要望のあったグランドデザインの作成については、今までのように長期的なビジョンを示すつもりはないが、高齢者医療制度の創設など個々の重要な案件については中期的な考え方を示していきたいとした。

(詳細は、日医ホームページ掲載予定の日医ニュース5月20日号をご覧ください)


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