白クマ
日医白クマ通信 No.128
2005年5月30日(月)


神奈川県医師会 田中忠一会長 会長就任インタビュー

田中忠一神奈川県医師会長


田中会長の経歴(医師会関係)

 4月13日の臨時代議員会で、田中忠一現会長を五選した。

 田中会長は昭和5年神奈川県の出身。昭和30年東京慈恵医大を卒業、現在、川崎市で小児科医院を開設。川崎市医会長、県医副会長を経て、平成9年現職に就任。74歳。

(1)会長就任にあたっての抱負をお聞かせください。(今後の医師会の会務運営について、どのようにお考えでしょうか)
 老(経験)、壮(力)、若(アイデア)のミックスしたチームが最高でしょう。

(2)現状の医療制度をどう評価していますか。
 外堀、内堀を着々と埋められている気がします。大資本の思惑通りにならぬように願います。

(3)会員の皆さんに訴えておきたいことはありますか。
 医師会活動を通じた朋友、同志は「ついの友」となります。

(4)座右の銘などはありますか。
 「智恵は経験の娘」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)という言葉です。

問い合わせ先:神奈川県医師会 TEL:045-241-7000


山口県医師会 AED心肺蘇生法講習会について

山口県AED心肺蘇生法講習会について


 平成17年度県の委託事業(新規)として、救急初療のレベルアップと病院前救護体制の充実を図る目的で、山口県医師会ならびに山口救急初療研究会が主催し、5月12日午後、山口県維新百年記念公園スポーツ文化センターアリーナにおいて上記講習会を開催しました。

 昨年秋に東京都医師会が開催した日本武道館での講習会を参考に、昨年11月より準備を進めてきました。また同時期に「山口救急初療研究会(代表世話人=前川剛志・山口大学高度救命救急センター教授)」を立ち上げ、まず自動体外式除細動器(AED)を取り入れた心肺蘇生法講習会を開催し、テレビ、新聞等のメディアを使ってAEDの啓蒙と心肺蘇生法を啓発する広報活動も行うことを当初の目標にしました。

 訓練用AEDや人形など諸機材はこの機会に委託事業費で一括購入し、また指導用マニュアルやパンフレットを実行委員会で作成し、今後県内各地域で同様の講習会が開催される時に利用できるようにしました。

 当日は、指導スタッフとして救命救急士60名、医師30名など総勢120名の協力のもと、山口県下より210名の一般県民、県議会議員や医療機関に勤める看護師、事務員の参加を得ました。

 藤原淳山口県医師会長のあいさつに続いて、宮内善豊先生(徳山中央病院)の「AEDと心肺蘇生法」の講話の後、20ブース(受講者10名に対し5名のスタッフ)に分れて、デモンストレーションと実技実習を行い、最後に受講修了証を授与し、無事終了しました。たいへん好評でした。

(文責:山口県医師会常任理事 佐々木美典)

 問い合わせ先:山口県医師会医療課 TEL:083-922-2510
        山口大学先進救急医療センター TEL:0836-22-2343


沖縄県医師会 医療に関する県民との懇談会

沖縄県医師会 医療に関する県民との懇談会


 沖縄県医師会では、1月27日、第4回医療に関する県民との懇談会を開催した。各界の19団体の代表からの県医師会への要望、問題提起に応える形で、沖縄県医師会では、県医師会の基本理念や活動状況などを知っていただくために、医療に関する県民との懇談会を開催している。

 今回は委員の要望により『禁煙』をメーンテーマに取り上げた。大山理事は、喫煙の経済的損失の面から「タバコの消費と経済」と題する講演を行い、友寄理事が那覇市医師会の禁煙推進の取り組みを報告した(現在施行されている「タバコのポイ捨て禁止条例」に加え、「国際通りの路上喫煙禁止!」の条例化を要請、教育委員会に学校敷地内禁煙を要請、ホテル・旅館生活衛生同業組合にロビー、施設内レストランの全面禁煙を要請など)。その後、各委員より、禁煙推進のための提案、各団体の禁煙の取り組み状況、喫煙被害の相談などについて活発な発言があった。

 その他に、沖縄タイムス社の武富委員からの「医療機関・医師の技術情報は公開できないか?」の質問に対しては、稲田理事が回答した。

(文責:沖縄県医師会ふれあい広報委員 下地克佳)

 問い合わせ先:沖縄県医師会 TEL:098-877-0666


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