白クマ
日医白クマ通信 No.159
2005年7月7日(木)


第7回女性会員懇談会「女性医師の医師会活動への参加について議論」

第7回女性会員懇談会


 第7回女性会員懇談会(委員長=保坂シゲリ神奈川県横浜市医師会常任理事)が7月6日に日医会館で開催され、伯井俊明・野中博両常任理事が出席した。

 まず、第1回男女共同参画フォーラムの開催を7月30日(土)に控え、具体的な進行などについて保坂委員長が報告事項を述べた。また、非医師会員の医師および臨床研修医であっても、地域医師会に申請があれば参加可能であることが確認された。

 続いて、「女性医師の医師会活動への参加について」の協議に移った。地域医師会が各種委員会委員に女性を登用すべく依頼しても、「診療が忙しく時間がない」「自分より適した女性がいる」などの理由から承諾を得ることができない現状が示され、女性委員の割合を指定したり輪番制にするなどの方策により医師会活動に参加してもらうことについて、意見が交わされた。

 議論のさなか、野中常任理事は「医師会活動への参加を渋っていた者でも、一度活動に携わると熱意をもって臨んでくれる。男女を問わず、医師会の活動内容についての知識を持たない医師が多いことが根本的な問題であり、周知させて理解してもらうことが大切」と発言。

 伯井常任理事は、総括のなかで「若い医師の医師会離れが懸念されるなか、意欲ある有能な人材が活躍してくれることは医師会にとって有益なことである。具体的に女性の活躍の場を設けるには、やはりポストの確保が必要ではないか」と意見を述べた。


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