白クマ
日医白クマ通信 No.182
2005年8月2日(火)


第1回男女共同参画フォーラム ―女性医師は何を求め、何を求められているか―

第1回男女共同参画フォーラム


 女性会員懇談会(委員長=保坂シゲリ神奈川県横浜市医師会常任理事)の企画運営により、第1回男女共同参画フォーラムが7月30日に日医会館大講堂で開催された。

 伯井俊明常任理事の開会あいさつの後、植松治雄会長が「男女共同参画社会を迎えて日本医師会の考えること」と題する講演を行った。植松会長は女性医師に対して、育児支援などの施策を求めるばかりでなく、休職中の医師でグループを作り夜間や救急の診療を手伝う、などの積極的な行動を求めるとともに、日医の委員会に女性の席を設ける意向を表した。

 名取はにわ内閣府男女共同参画局長による基調講演「男女共同参画社会は日本社会の希望」では、内閣府作成のパンフレット『男女共同参画社会の実現を目指して』に掲載されたさまざまなデータを参照しながら、男女平等の観点からは後進国といわざるを得ない日本の現状が示された。

 つづいて、パネルディスカッション「女性医師は何を求め、何を求められているか」が行われ、フロアからも多くの意見が寄せられた。

【パネリスト】

藤井美穂札幌医科大学産婦人科学講座臨床教授(女性会員懇談会委員)
「女子医学生と女性勤務医の現況」

清水美津子前東京都医師会女性会員問題検討委員会委員長(女性会員懇談会委員)
「女性医師の役割と現況」

大川玲子前千葉県医師会女性医療研究委員会委員長
「アンケートから見える女性医師の課題」

清野佳紀大阪厚生年金病院長
「病院長としての女性医師勤務支援」

伯井常任理事
「医師会活動への女性医師の参画」

 最後は、野中博常任理事の閉会あいさつによって締めくくられた。参加者は216人。

 ※詳細は、日医ホームページ掲載予定の日医ニュース8月20日号をご覧ください。


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