白クマ
日医白クマ通信 No.206
2005年8月26日(金)


第49回社会保険指導者講習会 「わかりやすい免疫疾患」をテーマに開催

写真


 第49回社会保険指導者講習会が、8月24、25の両日、日医と厚生労働省主催のもと日医会館大講堂で開催された。

 冒頭のあいさつに立った植松治雄会長は、「日医としては免疫という基礎医学を社会に適応するといった、基礎医学と臨床医学の融合を効果的に活用して、国民医療の確保に努力していく所存である」と述べた。

 尾辻秀久厚生労働大臣(辻哲夫厚生労働審議官代読)のあいさつに続いて、「免疫のしくみ」「アレルギーの概念」の二題の講演が午前中に、また、午後には「感染症と免疫」「免疫学的検査法」「免疫学的治療法」「気管支喘息」の四題の講演が行われ、一日目の講習会が終了した。

 二日目の午前は、「アレルギー性皮膚疾患」「膠原病(1)」、午後は、「膠原病(2)」「自己免疫性消化器疾患」の講演が行われた。

 厚労省関係の講演では、岩尾總一郎厚生労働省医政局長より「医療提供体制の改革に向けた取り組み」、麦谷眞里厚生労働省保険局医療課長より「診療報酬改定」について説明が行われた。岩尾医政局長は、少子高齢社会に対応した医療制度改革の基本方向と改革の基本的視点などについて概説した。

 櫻井秀也副会長は、総括として、「現行診療報酬の問題点」について説明。そのなかでは、診療報酬は各種の課題を包括的に評価する型で決定されていることを指摘するとともに、ドクターフィー的な評価やホスピタルフィー的な評価の検討が進んでいないとの現状認識を示した。


  日本医師会ホームページ
http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association.
All rights reserved.