白クマ
日医白クマ通信 No.226
2005年9月16日(金)


第8回IT問題検討委員会
「TV会議システムの実験運用を行いつつ、日レセのさらなる普及に向けた体制づくりについて意見を交換」

第8回IT問題検討委員会


 IT問題検討委員会(委員長:森洋一・京都府医師会副会長)の第8回会合が、9月15日に日医会館で開催された。

 本委員会は、会長諮問「医療のIT化における問題」について検討をしており、年度末に向けて報告書の取りまとめ作業を行っている。

 当日は、日医と愛媛県医師会を結ぶTV会議システムを利用して会議が行われた。前回指摘された音響部分の課題については、その大幅な改善が見られ、委員からはおおむね実用レベルに達しているとの意見が大勢を占めた。

 松原謙二常任理事の近況報告に続いて、(1)医療施設ホームページのガイドライン、(2)報告書―についての検討が行われた。

 (1)については、前回の委員会でほぼ内容の固まったガイドラインについて意見交換が行われ、ホームページ間の「リンクについて」の項目を追加したうえで最終稿として了承された。本ガイドラインは報告書に盛り込まれる予定である。

 (2)については、主に日レセの普及に向けた体制づくりについて検討が行われた。そのなかでは、日医総研から「ORCAプロジェクト」が新体制に移行したことなどが報告されたほか、委員からは、「より戦略的な販売促進が必要」などの意見が出された。

 松原常任理事は、日レセと各社製電子カルテとの接続をさらに完全なものにしていくことがその普及に向けて不可欠であると強調した。


  日本医師会ホームページ
http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association.
All rights reserved.