白クマ
日医白クマ通信 No.230
2005年9月22日(木)


大阪府医師会 「救急フェアOSAKA2005を開催」

大阪府医師会 救急フェアOSAKA2005を開催

◇「大規模災害に備えて―阪神・淡路大震災から10年」をテーマに講演が行われる

 平成17年度の救急医療週間にちなんで大阪府医師会・大阪府・大阪市・大阪府下消防長会が主催する恒例の「救急フェアOSAKA2005」を9月8日に開催し、一般府民や医療関係者ら約550人が参加した。

 講演では、「大規模災害に備えて―阪神・淡路大震災から10年」をテーマに、近未来的に発生が予測されている巨大地震によって、何が起き、何が必要とされるのか、大規模災害への備えについて考えた。講演は、田伏久之大阪府立中河内救命救急センター所長の座長の下、河田恵昭京都大学防災研究所長・教授/阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター長が「東南海・南海地震で何が起きるのか」、吉岡敏治大阪府立急性期・総合医療センター医務局長が「大規模災害医療に何が必要か――大阪府の災害医療対策」と題する講演をそれぞれ行った。

 また、同日、大阪府医師会とNPO法人大阪ライフサポート協会は、自動体外式除細動器(AED)を用いた心肺蘇生法講習会を開催。午前と午後の各3時間コースに、50人の府民が参加。小林正直大阪医科大学救急医療部講師の指導の下、数人ずつのグループに分かれて、一次救命処置の手技、AED操作を含むシミュレーション実習を受講した。

(文責:大阪府医師会理事 中川やよい)

◆問い合わせ先:大阪府医師会広報課 TEL:06-6763-7013


大阪府医師会
看護職員の資質向上を目指して、第30回目の夏期看護研修会を開催

大阪府医師会 第30回目の夏期看護研修

◇約300名の看護関係者が参加

 大阪府医師会・同看護専門学校主催による夏期看護研修会を、過日に開催。約300人の看護関係者が参加した。本研修会は、看護職員の資質向上を期して例年開催しているもので、今年度で30回目を迎えた。

 開会のあいさつをした酒井國男学校長(大阪府医師会長)は、看護の第一線で活躍している看護師ならではの視点に立った優秀な研究内容を称賛するとともに、国民は医療関係者に対して資質の向上を強く求めていると指摘。そのことからも、当研修会の意義は極めて大きなものがあると、その成果に強い期待を示した。

 講演では、日本笑い学会副会長の昇幹夫氏(大阪市東医師会員)が、「あなたの笑顔、なにより薬」と題して講演。笑いは、心身の問題やコミュニケーションに重要な意味を持っているとし、医学面から見たさまざまな効用を説明した。つづいて行われた研究発表では、14の演題が提示され、発表者と参加者との活発な質疑応答が行われた。

(文責:大阪府医師会理事 中川やよい)

◆問い合わせ先:大阪府医師会広報課 TEL:06-6763-7013


日医総研研究報告書のご案内

 この度、研究報告書を出版しましたのでご案内いたします。

◇「報告書第75号」

地域支援事業におけるハイリスク・アプローチに関する一方法の提案

内容:
2006年4月から市町村は地域支援事業を開始する。地域支援事業(介護予防関連)におけるハイリスク・アプローチの内容として、生活機能低下ハイリスク者の早期発見・介護予防マネジメントの提供・サービス終了後の長期フォローアップなどがある。その円滑な導入を念頭に置き、アンケートを基に、ハイリスク者抽出のための方法を検討した。また、専門職や地域包括支援センターの役割について提言している。

◆問い合わせ先:日医総研 TEL:03-3942-6474
 日医総研ホームページ:http://www.jmari.med.or.jp/


  日本医師会ホームページ
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