白クマ
日医白クマ通信 No.267
2005年11月14日(月)


大阪府医師会「患者の負担増は容認できない」

大阪府病院協会・大阪府私立病院協会との懇談会


 『大阪府病院協会・大阪府私立病院協会との懇談会を開催』

 大阪府医師会は大阪府病院協会・大阪府私立病院協会と恒例の合同懇談会を過日に開催し、病院を取り巻く諸課題について活発な意見交換を行った。

 懇談では、府医側から、医療安全推進体制への取り組み状況を概説するなかで、昨年度に引き続き5回シリーズで「医療安全推進指導者講習会」を開催することを紹介。両病院協会加盟病院からの受講を促したうえで、医療安全推進体制のより一層の充実を期待すると述べた。

 一方、両病院協会側からは、加盟病院に対する医師の雇用環境調査結果のなかで、内科医が最も不足していることの報告や、介護保険法改正に伴う介護施設における影響度、そして、次期診療報酬改定に際しての要望事項について問題点が提起され、活発な意見交換が行われた。

(文責:大阪府医師会理事 中川やよい)

◆問い合わせ先:大阪府医師会広報課 TEL:06-6763-7013


大阪府医師会「予防接種研修会」

 『予防接種の安全性・有効性を考える』

 大阪府医師会は、過日、府医会館で予防接種に関する研修会を開催し約300人の会員が参加した。

 「予防接種関係法規の改正内容と目的について」と題して講演した吉田英樹大阪市保健所保健主幹は、今回の改正の目的を述べるとともに、主な改正点である麻しん・風しん混合ワクチン(MR混合ワクチン)による2回接種制の導入について説明を行った。

 つづいて、「予防接種ワクチンに関する最近の知見について―麻しん風しん混合生ワクチンと細胞培養日本脳炎ワクチン」と題して上田重晴大阪大学名誉教授が講演を行い、MR混合ワクチンと細胞培養日本脳炎ワクチンの安全性・有効性について、治験の成績に基づいて解説。両ワクチンの副反応として、発熱、注射局所の発赤・腫脹などが少数あるものの、重大な有害事象は見受けられないと述べ、今後の有効性に大きな期待を寄せた。

(文責:大阪府医師会理事 中川やよい)

◆問い合わせ先:大阪府医師会広報課 TEL:06-6763-7013


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