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神奈川県横須賀市医師会「第10回横須賀市医師会災害救護訓練」 |
当日の参加総数は191名で、その内訳は横須賀市医師会83名、救急医療センター25名、歯科医師会6名、薬剤師会2名、放射線技師会8名、看護協会3名、市健康福祉部5名、消防本部5名、アマチュア無線18名、横須賀災害ボランティアネットワーク20名、市立看護専門学校学生13名、ノルメカエイシア社(トリアージキット)2名、HuMA(災害人道医療支援会)1名であった。 今回の訓練は大きく3チームに分かれて実施された。1番目のチームはAEDの習熟と救護所のレイアウトの講義、さらに十数チームに分かれ、ホールに横たわる20名の模擬患者を次々にトリアージする訓練をし、2番目と3番目のチームは情報伝達訓練と搬送訓練を同時進行して行った。会場内に医師会本部、行政機関、会場外では救護所、診療所、二次医療機関にアマチュア無線局を設置し、メイクした模擬患者を救急車4台で救護所から救急医療センターへ搬送、トリアージ後、必要な患者は二次病院へ救急車で転送する訓練であった。 迫真の演技をするボランティアの模擬患者の協力もあり、会場は本番さながらの騒然とした雰囲気に包まれ、参加者は汗だくとなり各自の役割をこなしていた。 (文責:横須賀市医師会理事 三屋公紀)
姫路市医師会では、昭和54年から、医師会員出務による休日・夜間急病センターを運営し(ただし、休日昼間は昭和61年から)、市内病院群による9系統の二次後送輪番体制とともに、姫路市民の休日・夜間の急患に対応してきた。今回、市民と共に、救急医療について考えるためのフォーラムを行った。 第1回救急医療フォーラムが、平成17年11月19日、姫路市文化センターで、一般市民414名、国会議員2名、県会議員3名、市会議員3名の参加を得て行われた。 メーンテーマを“みんなで創ろう より良い救急医療”とし、大田姫路市医師会長のあいさつに引き続いて、国立病院機構姫路医療センター礒部医師の講演、救急隊員によるAEDを含めた救急救命処置の実演を行った。後半には、地域医療委員会委員長の本郷医師、新日鐵広畑病院救急診療部の巽医師、姫路市消防局消防課主幹の犬賀氏、姫路市生活安全監の河原氏が、それぞれの立場から、姫路市の救急医療体制の説明、救急医療の上手な利用の仕方、救急医療体制の問題点と今後の対応などについて発表があり、市民を交えて意見交換を行った。 最後に、泉副会長からのあいさつのなかで、政府が進めようとしている医療費抑制策は、救急医療をはじめ医療全体の荒廃につながるとして、参加者に国民医療を守るための署名活動への参加を呼びかけた。 (文責:姫路市医師会理事 空地顕一)
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