白クマ
日医白クマ通信 No.515
2006年10月18日(水)


定例記者会見
「世界医師会総会で核実験に対する非難決議を可決」

 中川俊男常任理事は、10月17日に行われた定例記者会見で、現在、南アフリカで開催されている世界医師会ピラネスバーグ総会において、北朝鮮の核実験を非難する決議が全会一致で可決されたことを報告した。

 世界医師会総会には、日医から、宝住与一副会長を団長として、岩砂和雄副会長、飯沼雅朗・石井正三両常任理事が出席している。今回の決議は、日医が緊急動議として、10月13日に行われた世界医師会理事会に提出したものであり、翌14日の総会で全会一致より可決された。

 決議は、3項目からなっており、北朝鮮の核実験を糾弾し、核実験の即時中止を求めるとともに、すべての医師会が、核実験とその使用は健康と環境への甚大な悪影響を及ぼすことを理解するよう、自国の政府に対して求めることを要望する内容になっている。

 なお、日医は、北朝鮮が10月9日に地下核実験の実施を発表したことを受けて、10月11日に唐澤会長名による声明を公表し、地下核実験に断固抗議する姿勢を明らかにしている。

◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代)


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