白クマ
日医白クマ通信 No.538
2006年11月17日(金)


定例記者会見「学校保健に対する日医の取り組みについて」

内田・中川俊男常任理事


 内田健夫常任理事は、「いじめ」や自殺といった子どもの心の問題が社会問題化していることを受けて、11月15日の記者会見で、学校保健に対する日医の取り組みを説明した。

 同常任理事は、「医師会では、児童・生徒の健康診断・健康相談・健康教育など、学校でのさまざまな医療・健康にかかわる諸問題について、積極的に取り組んでいる。しかし、児童・生徒を取り巻く環境が大きく変化し、心の問題をはじめ、さまざまな事件が起きている」と指摘し、事態の重大さを憂慮。日医としては、原因の究明から、防止・予防への取り組み、特に、学校現場での対応や、専門医の紹介・連携体制の構築などについて、会内の学校保健委員会で検討していきたい、と述べた。

 また、同常任理事は、これまで学校医に関わりの少なかった、精神科・産婦人科・整形外科・皮膚科の医師が参加し、文部科学省が実施している、「学校・地域保健連携推進事業」の概要を説明。同事業は各方面からの評価も高く、父兄・学校関係者から継続を求める声も強いことから、日医としては、事業に関する情報収集を行うとともに、その成果を集約したうえで、学校保健委員会において検討を行っていきたいとした。

問い合わせ先:日本医師会地域医療第2課 TEL:03-3946-2121(代)


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