白クマ
日医白クマ通信 No.544
2006年11月27日(月)


日本医師会四病院団体協議会懇談会
「療養病床問題、看護師確保対策などについて意見を交換」

四病院団体協議会懇談会


 日本医師会四病院団体協議会懇談会が、11月22日、日医で開催された。

 協議は、(1)治療費の未収金問題について、(2)医療制度改革等について、a.「医療施設体系のあり方に関する検討会」等について b.関係政省令・告示・通知等について、(3)作業部会について、a.療養病床及び7:1看護の導入に関する作業部会 b.オンライン化に関する作業部会(新規設置案)、(4)看護師確保・対策等について―であった。

 冒頭、唐澤祥人会長は「医療制度改革関連法案の付帯決議に関しては、ぜひ遵守してもらう必要があると考えている。療養病床の問題については、対応に努めている」とあいさつした。

 竹嶋康弘副会長と鈴木満常任理事は、中医協の報告などを行い、天本宏常任理事は療養病床に関わる問題点について、「このままでは医療難民、介護難民が出かねない状況にある」などと日医の見解の解説を行った。

 今村聡常任理事より、治療費の未収金の問題について、税制面での課題も含めて日医の考え方を説明し、協議を行った。

 日精協からは、7:1看護の問題点について、四病院団体での看護師確保対策として、(1)潜在看護師の掘り起こし・ナースバンクの活性化、(2)看護師の届出制度の法制化、(3)養成校への補助金の増額、(4)7対1の入院基本料について、(5)第6次看護需給見通しの再策定について―を示し、関係各所に要望を提出していることが報告された

 この後、7:1看護の是非についても意見交換が行われた。

◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第1課 TEL:03-3946-2121(代)

※唐澤祥人会長の「祥」の字は機種依存文字なので、近い字を使用しております。ご了承ください。


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