白クマ
日医白クマ通信 No.800
2007年11月29日(木)


定例記者会見
「中医協での検討に対する日医の主張」―中川俊男常任理事

 中川俊男常任理事は、11月21日の記者会見で、中央社会保険医療協議会基本問題小委員会で扱われた各議題について、日医の主張を整理し公表した。

 会見では、後発医薬品の使用促進のための環境整備について取り上げ、以下の6点を述べた。

  1. 処方せん仕様の「後発医薬品への変更不可」への変更については、医師の処方権の尊重(疑義照会)を条件として受け入れる。
  2. 薬局における、疑義照会なしでの後発品の銘柄変更については、反対。
  3. 薬局における、後発品の別剤形への変更については、反対。
  4. 後発品調剤率による薬局の評価については、経済誘導であり賛成しかねる。
  5. 後発品の処方促進のための評価見直しについては、医師の処方権を尊重し、勤務医の負担を軽減するための財源に回すことであれば、大筋賛成。
  6. 分割調剤については、現時点では反対。

 そのほか、基本問題小委員会で扱われている議題、(1)後期高齢者医療(外来に係る評価、在宅医療等)、(2)7対1入院基本料、(3)勤務医の負担軽減策(初・再診料等の外来医療、外来管理加算)、(4)後発医薬品使用促進のための環境整備、(5)産科医療、(6)医療安全対策、(7)有床診療所の評価―について、中医協での論点とそれに対する日医の主張・意見を、資料を付けて公表した。

◆問い合わせ先:日本医師会総合医療政策課 TEL:03-3946-2121(代)

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