日本医科学生総合体育大会

オンライン東西医体座談会 Part2
理事長が見た東医体・西医体(3)

医学部の部活動の今と昔

:お二人の、学生時代の部活動の経験についてお聞かせください。

:私は小さい頃から色々なスポーツをしてきたのですが、高校2年生の時にトライアスロンを知りました。たまたま新聞を見て、こんな過酷な競技があるのかと興味を持ったのです。ただ、当時のトライアスロンの日本での競技人口は300人程度で、私が通っていた愛媛大学には、医学部にも大学全体にもトライアスロンの団体がなかったので、一人でクラブを立ち上げました。

当時、練習はほとんど一般の方としていましたね。同じ大会に出場した方の中には、原付バイクに乗るようなハードなヘルメットで自転車に乗っている人や、いわゆるママチャリに乗って、蒸れるからと靴ではなくサンダルでペダルを漕いでいる人などもいて、まさに手探りの競技でした。また、競技中、飲み物や食べ物を置いてあるエイドステーションで、トップの方々はそれを走りながらもらうのですが、私は自転車を降りて座り、食事を用意してくれた方々にお礼を言いながら食べていて、今思えばピクニックのようでした。しかし、その後、国内の予選を突破して、目標にしていたハワイで開かれるアイアンマンレースにも出場し、完走できました。西医体には出られませんでしたが、良い思い出ですね。

:現在、医学生の多くは部活に入っていますが、当時からそうだったのでしょうか?

:そうですね。中には、掛け持ちで複数の部活に入っている人もいましたね。

:私が高校生の頃までいた愛知県では、当時、運動ができる人はみんな野球をするという雰囲気があったので、私自身も野球をしていました。高校の時に坊主にするのがどうしても嫌で、野球から一度離れたのですが、大学では坊主にしなくていいというので、再び野球部に入りました。

とはいえ、私の通っていた当時の大阪大学では、野球部はあまり強くなく、西医体の試合でも1回勝ったことがあるかどうかというくらいです。しかし、先輩や同期とは仲が良く、今思えばサークル活動に近いような部活動でした。また、四帝戦という、東京大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学の四大学の大会も行っていたのですが、どの野球部も同じくらいのレベルなので、審判が呆れて帰ろうとするのを引き留めたという思い出もあります。医師になった現在でも、他の大学の先生とその時の話題で盛り上がることがありますね。

現役の二人の部活動はどうですか?

:僕は陸上部に所属しているのですが、部内が少し特殊な振り分けになっていて、短距離、長距離、そして、部の半数以上が所属するジョグパートという三つに分かれています。短距離と長距離の選手は真剣に練習に参加するのですが、ジョグパートの人はそれほど練習には来ないので、実際の稼働数は少なめです。各自が自分のやりたいペースでできる点が、この部の良い点だと思っています。

:僕の所属する水泳部は、それほど厳しい上下関係はなく、比較的サークル活動に近い雰囲気ではないかと思います。今は僕も部内では上の立場になっているのですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大もあり、最後に部活で泳いだのは2年ほど前になりますし、大人数で集まることもできていません。本来なら、4年生になる来年に引退をするかどうか決めようと思っていたのですが、最後に部活をしたのが2年前という状態で引退したくないので、まだ決められずにいます。一刻も早く新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収束して、またみんなで泳げるようになってほしいです。

 

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※競技中の写真は全て2019年以前の大会で撮影されました。