虫垂炎はほとんどが急性で発症します。 最初はみぞおちの痛みや吐き気などから始まり、微熱をともなって次第に右下腹部の痛みへと移動します。症状が進行するにつれて痛みは増し、咳をすると響く、痛みのため歩くときに前傾するなどの症状が現れます。 幼児の場合は最初から微熱と下腹部痛を訴える傾向があります。
重症になると虫垂の壁に孔が開いて腹膜炎を起こすこともあり、敗血症の引き金にもなり危険です。また、女性の場合は炎症が進行して卵管にまで達することがあり、これが原因で不妊症になるケースがあります。
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