(中性脂肪)皮下脂肪の大部分が中性脂肪

中性脂肪は体内でエネルギー源となりますが、余分なものは肝臓や脂肪組織に蓄えられ、多くは皮下脂肪となります。中性脂肪が多いと高脂血症から動脈硬化へと進み、脳卒中や心筋梗塞などの循環器系の病気を発症させる危険性が高まります。

中性脂肪(トリグリセライド)の基準値は150mg/dL未満とされていて、150mg/dL以上は高トリグリセライド血症と判断されます。なお、中性脂肪の値は食後上昇するので、検査では原則的に10時間以上絶食後の空腹時に採血を行います。

(ワンポイント・アドバイス)
中性脂肪を下げる働きのあるEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれるイワシやサバなどの青魚を積極的にとるようにし、糖分の多い甘い食べ物、くだもの、アルコールをとり過ぎないよう心がけましょう。運動不足やストレスも中性脂肪増加の原因となります。

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