尿路結石とは文字通り、尿路に石のように固い塊ができる病気です。腎臓→尿管→膀胱→尿道という尿の通り道を尿路といい、ここでカルシウム、マグネシウム等のミネラル物質が結晶となり、さらにシュウ酸、リン酸などの有機物質を巻き込んで結石が形成されます。
結石のできる場所によって大きく「上部尿路結石」と「下部尿路結石」に分けられますが、具体的な器官の名前によって「腎臓結石」、「尿管結石」、「膀胱結石」と分ける方が一般的です。結石の大部分は腎臓で成長するため、尿管結石や膀胱結石の場合も、結石自体は腎臓から降りてきたものがほとんどだといえます。
尿路結石ができるのは男性の方が多く、男女比はおよそ2:1とされています。その理由としては、男性ホルモンが結石の成分となるシュウ酸を増やすためと考えられています。