ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)とは?
ピロリ菌は、胃の粘液中に生息している細菌で、アンモニアや毒素を作り出して粘膜を傷つけ、炎症を起こさせやすくします。また、胃壁を守っている粘液を減らして、胃酸の攻撃を受けやすくします。
ピロリ菌は食べ物から感染(経口感染)すると考えられています。日本人では衛生環境が不十分であった時代に生まれた人の感染率が高いといわれています。しかし、ピロリ菌に感染していても、必ずしも炎症や潰瘍を起こすとは限らず、発病するのはごく一部の人です。
※ヘリコバクター・ピロリ菌に対しては、数種類の抗生剤を組み合わせた「除菌療法」が行われます。2000年11月より、除菌療法が保険適用になりました。除菌については医師とよく相談してください。
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