日医ニュース 第907号(平成11年6月20日)

日本医師会年金
医師会組織による運動を普及推進の中核に
加入資格の改定
満64歳6カ月未満まで引き上げ

普及推進運動7月より始まる

 日医では,医師年金の基盤確保・充実のために,今年も普及推進運動を7月から9月末まで実施することとなった.
 すでに,都道府県医師会長宛および担当理事宛に連絡済みであるが,日医の事業であることから,昨年より,従来の受託会社中心を改め,医師会組織を中心とした新たな普及推進体制を構築してきた.
 その具体的方法は,都道府県医師会または郡市区医師会においてアンケートを実施し,加入の見込みのある回答をした会員に対して,受託会社社員が訪問・説明を行うというものである.昨年は,この方式の初年度であったが,多くの都道府県医師会で実施され,昨年見送ったところも今年は実施するとの連絡もあり,多くの都道府県で実施されるものと予想される.
 会員にはアンケートの回答について協力依頼があった場合には,ご協力をお願いしたい.
 医師年金は,計算利率が3.0%と非常に有利な終身年金である.その他にも数々の医師年金だけの特色を備えているので,ぜひ,「医師のための年金」である医師年金への加入をご検討願いたい.

加入年齢の満64歳6カ月未満までの引き上げ

 日医では,医師年金の新規加入年齢の上限を満62歳未満から満64歳6カ月未満に引き上げることを決定した.
 医師年金は,会員の要望に応えて,数々の利便性の向上を図ってきたが,このたびの改定について,先に年金委員会,生涯設計委員会での検討を経た後,理事会で決定されたものである.
 これによって,今まで加入することができなかった会員にも,可能なかぎり加入の道を開き,安定した老後の生活設計を行っていただけることになった.
 なお,新規加入年齢の引き上げの適用は,普及推進運動が始まる7月1日からである.

〈問い合わせ先〉

日医 年金・税制課 
Tel: 03−3946−2121(代表)
Fax: 03−3946一6295
http://www.med.or.jp/


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