日医ニュース 第935号(平成12年8月20日)
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愛知県医師会長
大輪 次郎
愛知県医師会の会員構成は,平成十二年六月三十日現在,A会員三千九百八十人,B会員三千百九十三人である.
勤務医部会の活動は多岐にわたるが,特色があるのは勤務医師生活協同組合(理事長は勤務医部会幹事会から選出,加入者千六百八十二名で名古屋市内デパートの割引医協カードの発行)とMPI保険の運営(加入者八百五十九名,総保険金約二百三十五億円)で,この二つは勤務医部会において活動支援を行い,立派な成果を上げている.
さらに,二年に一回ずつ愛知県勤務医師名簿の発刊(全病院・企業内診療所・保健所等の勤務医師の氏名,生年月日,出身大学と卒業年次,住所,電話番号を掲載),年に一回の総会,特別講演会の開催.毎年,その年の勤務医部会の活動方針を策定し,それに従って研究会を行い,シンポジウムや講演会で統括している.
平成十一年度の活動は「カルテの開示」,総会での特別講演は前川和彦東京大学医学部附属病院救急部教授による「わが国の緊急被曝医療体制」であった.平成十二年度の活動方針は,「医療過誤とリスクマネジメント」である.
部長は妹尾淑郎副会長,副部長は勤務医師三名(総務,学術,保険担当),県医師会理事一名で構成されている.幹事は県下の公的,私的病院を勘案して,選ばれた二十三名からなっている.構成は公的病院が主であるが,大学病院勤務医師や私的病院長も含まれている.愛知医報には,「勤務医部会だより」のコーナーがある.
本会は,勤務医部会の活性化に特に力を入れており,B会員のさらなる増加を目指して頑張っている.