日医ニュース 第942号(平成12年12月5日)

平成12年度都道府県医師会勤務医担当理事連絡協議会
勤務医会員数引き続き増加


 平成十二年度都道府県医師会勤務医担当理事連絡協議会が,十一月十日,日医会館で開催された.
 会長あいさつは,坪井栄孝会長所用のため石川高明副会長が代行,「厳しい医療情勢のなかでは,勤務医と開業医が一致団結して進むことが必要であり,二十一世紀は,比較的若者が多い勤務医の意見を反映することが重要と考える」と述べ,本協議会の成果に期待を寄せた.
 議事に入り,星北斗常任理事が,勤務医会員数と勤務医部会設立状況等について説明を行った.
 日医の勤務医会員数は年々増加しており,平成十二年八月一日現在の勤務医会員数は七万二千名で,日医会員数(十五万三千名)の四十七%を占め,前年度より二・四%増加した.
 また,勤務医部会は,二十八の道府県医師会で設立済みで,勤務医委員会は,二十八の都道府県で設置している.大学医師会は,三十三都道府県に五十七カ所設置された.
 一方,勤務医の医師会活動参画状況として勤務医の日医代議員数をみると,全国合わせて二十四名で,総代議員数の七・三%,都道府県医師会の役員をしている勤務医は,百六十八名で全体の一五・四%である.今後,日医勤務医会員が五割を占める日も近いと思われるが,勤務医の医師会活動への積極的な参加が期待される.
 このあと,鳥取県医師会(植木壽一理事)から十月二十八日に鳥取県で開催された「平成十二年度全国医師会勤務医部会連絡協議会」の報告があり,次いで,池田俊彦勤務医委員長が,日医勤務医委員会の活動現況の報告や多くの検討課題に関して問題点を提起して解説を行った.
 都道府県医師会からの勤務医活動報告では,栃木県医師会,神奈川県医師会,高知県医師会,そして,熊本県医師会が,各地区医師会独自の活動状況等に関して報告を行った.
 次年度の全国医師会勤務医部会連絡協議会は,宮崎県医師会の担当で,平成十三年十月二十七日(土)に宮崎市で開催の予定.


日医ニュース目次へ